ばいとくんのポケモン雑記

ポケモンオタクがいろいろ書きます

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【VGC2017】AFKライド【JCS日程D16-4、日程E15-5】

 

 巷でAFKと呼ばれるウインディArcanine)、カプ・レヒレ(Tapu Fini)、カミツルギKartana)の強い並びに、フワライドを加えたPTです。WCSレートで出会ったカプ・レヒレ+フワライド@ミストシードの並びが強そうに見えたので、この2匹を軸に組んでみました。

 

 すきやバイトROMにてJCSのD日程(4/30~5/1)と(E日程5/6~5/8)で使用したPTです。戦績はD日程で16勝4敗(最終レート1660くらい)、E日程で15勝5敗(最終レート1640くらい)でした。努力値や技は微妙に異なりますが、自分の中では完成度が高いと思っているE日程の方を紹介します。

 

 

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 ウインディ  意地A特化

 カプ・レヒレ 控えめHCベース

 カミツルギ  陽気最速AD調整

 フワライド  臆病CぶっぱS調整して残り耐久

 ガブリアス  陽気AS

 カビゴン   勇敢HABいろいろ調整

 

 

 

 フワライドの補助でカミツルギウインディの強力な火力を相手に叩きつける、またはカミツルギの「みがわり」とカプ・レヒレの「めいそう」を軸として相手を詰ませることがコンセプト。

 

 AFKの強さと、フワライドの「かなしばり」「おいかぜ」での補助と妙に火力の高い「シャドーボール」がかなりマッチしていました。「おいかぜ」ミラーには高い勝率だったので、「トリックルーム」対策をきっちりすればもっと強い感じになる気がします。

 

 

<個別解説>

ウインディf:id:baitopoke:20180225135017p:plain

 持ち物:こだわりハチマキ

 特性:いかく

 性格:いじっぱり

 努力値:H124 A252 B4 D12 S116

 実数値:181-178-101-×-102-130

 技:フレアドライブ インファイト ワイルドボルト しんそく

 

・A:ぶっぱ。

 H-B:陽気ガブリアス(A182)のダブルダメ「じしん」高乱数耐え(93.7%)。

 S:最速ペリッパー(65族)抜き抜き。

・威嚇を盾に後出しすることが多いので少し耐久に努力値を割いています。

・第6世代のメガガルーラの「すてみタックル」と同じくらいの指数の鉢巻「フレアドライブ」で相手の頭数を減らしたり、「しんそく」でHPを削れた相手を掃討するのが仕事。相手に鋼ポケモン(特にカミツルギテッカグヤ)がいるときは大事に扱います。

 

 

カプ・レヒレf:id:baitopoke:20180225135029p:plain

 持ち物:たべのこし

 特性:ミストメーカー

 性格:ひかえめ

 努力値:H252 C196 S60

 実数値:177-×-135-154-150-113

 技:だくりゅう ムーンフォース めいそう まもる

 

・Hぶっぱ、たべのこし回復量最大となる16n+1。

 C:性格補正がお得な感じの11n。

 S:ミラー意識で残りを振り分け。

・技はたべのこし持ちカプ・レヒレのテンプレとなっている4つ。Z技を打ち込まれることが多いので「まもる」は必須でしょう。

・WCSレートで「めいそう」カプ・レヒレに詰まされることが多くて自分でも使ってみたらめちゃ強かったです。Cを上げて「ムーンフォース」で殴ってもかなりの火力が出るし、たべのこしとDアップを盾に「だくりゅう」と「ムーンフォース」の試行回数を稼ぐことで追加効果の命中ダウンやCダウンを引くのもおいしい。

・フワライドが「かなしばり」で相手の電気技や草技を止めてくれるおかげで、抜群技を急所に喰らって負け!という事故はJCS期間中には起こりませんでした。自身の特性ミストメーカーで状態異常を引いてキツくなるという展開を防げるのも強い。

 

 

カミツルギf:id:baitopoke:20180225135054p:plain

 持ち物:クサZ

 特性:ビーストブースト

 性格:ようき

 努力値:H20 A116 B4 D116 S252

 実数値:137-216-152-×-66-177

 技:リーフブレード せいなるつるぎ みがわり みきり

 

・A:草Z「リーフブレード」は耐久無振りガブリアス確定1発。

 H-B:陽気ガブリアス(A182)の「ほのおのキバ」を81.2%耐え。

 H-D:控えめカプ・テテフ(C200)のサイコフィールド下の「サイコキネシス」を確定耐え。

 S:ミラー勝負を捨てたくないので最速。

・メジャーな型のカミツルギだと思います。「みきり」は持ち物を格闘Zと思わせたいというフェイクの意図も含んでいます。

 

 

〇フワライドf:id:baitopoke:20180225135205p:plain

 持ち物:ミストシード

 特性:かるわざ

 性格:おくびょう

 努力値:H12 B52 C252 D28 S164

 実数値:227-×-71-142-78-133

 技:シャドーボール おいかぜ かなしばり クリアスモッグ

 

・「おいかぜ」の後にも置物となりにくいようにCぶっぱ。

 S:軽業発動時に最速スカーフカミツルギ抜き。

 H-D:臆病カプ・コケコ(C147)の拘り眼鏡「10まんボルト」を高乱数耐え。

 残りB。

・基本的に選出するときはカプ・レヒレとセット。ミストシードを消費して特性の軽業を発動させ、上から「おいかぜ」を選択したり、「シャドーボール」で相手に負担をかけます。ゴーストタイプで「おいかぜ」を使用できるポケモンは、あいての「ねこだまし」でS操作を妨害されることがなく(肝っ玉ガルーラを除く)、とても対戦中の展開を作りやすいポケモンでした。

・「かなしばり」でカミツルギカプ・レヒレの補助をしました。主にカプ・コケコの電気技やカミツルギの草技を封じました。あまり読まれませんでした。

・「クリアスモッグ」は積み構築への回答として採用。「くろいきり」では自身のミストシードによるDアップや、隣のカプ・レヒレの「めいそう」の能力アップもリセットしてしまうのはもったいないと考え、「クリアスモッグ」を採用しました。相手の「ちょうはつ」で止まらない、相手に少しでもダメージを蓄積できるところも利点です。

 ・「クリアスモッグ」の火力はカプ・ブルルエルフーンですら確定2発程度だし、鋼タイプには効かないので相手のカミツルギテッカグヤのビーストブーストもリセットできない、単体技なので「じこあんじ」構築には読みが必要といったところが「くろいきり」と比べての欠点でしょうか。 

・D日程では4つ目の技として「おにび」を採用していましたが、味方のミストフィールドの影響もあって一度も選択しなかったので、E日程では「クリアスモッグ」に変更しています。「さいみんじゅつ」を採用しなかったのも同様の理由からです。

 ・「いばる」を採用すれば、ミストメーカーとのシナジーで味方のAを2段階で上げるというギミックや、置物になりそうだったら相手の浮いているポケモンに「いばる」を打つというプレイングもできます。しかし自分は「いばる」が命中90%で味方に外した時が嫌だったのと、第7世代から混乱自傷率が減ったことから「いばる」を採用しませんでした。

 

 

ガブリアスf:id:baitopoke:20180225134032p:plain

 持ち物:こだわりスカーフ

 特性:さめはだ

 性格:ようき

 努力値:A252 D4 S252

 実数値:183-182-115-×-106-169

 技:じしん いわなだれ ほのおのキバ どくづき

 

・ASぶっぱ

上記4体で処理が難しいと感じたポケモンを相手してもらうために、スカーフガブリアスを採用しました。「じしん」で対カプ・コケコ、ウインディウツロイド、「ほのおのキバ」で対カミツルギを担ってもらいました。「どくづき」はフェアリータイプに一貫する技として。上からの「いわなだれ」で相手を怯ませろ!「ドラゴンクロー」はカプ・レヒレのミストメーカーとの相性も考えて採用しませんでした。

・初手に出して盤面を荒らしたり、相手をこいつの技圏内に押し込んで締める、電気技読みで後出しするなどのプレイングをします。

 

 

カビゴンf:id:baitopoke:20180225135311p:plain

 持ち物:フィラのみ

 特性:くいしんぼう

 性格:ゆうかん

 努力値:H68 A196 B244

 実数値:244-170-116-×-130-31

 技:おんがえし 10まんばりき リサイクル のろい

 

・調整自体はEMOLGAMEさんの記事より拝借したもの。

・「10まんばりき」はカプ・コケコやウツロイドを迅速に処理するために必須だと感じました。

・対トリルへのごまかし枠。天候対策にもなりうるギガイアスと迷った結果、スカーフガブリアスの「じしん」に巻き込まれることもあると考え、この型のカビゴンを採用。しかし練習が足りなくてうまく使いこなせませんでした。

ミストフィールドとこの型のカビゴンはかなり相性がいいです。相手が「トリックルーム」を使わなさそうでも、このポケモンを積極的に選出して詰める展開ができたらよかったなあ、と思ってます。

 

 

<あとがき>

・JCSの戦績は微妙でしたが、AFK+フワライドの並びがとても強く、もっと練習やPTを練りこめばもっと上のレートだっただろうなと思っています。

・今年のJCSは1ROMあたり48時間で20試合し、A~Eの5つの日程で成績のよかった3つの日程のレートの合計を争うというかなり特殊なものでした。自分としては日常生活を送りながら対戦できる試合数だったので、この形式が結構好きです。

・次回の記事ではアローラダブルが発表されてからずっと考察してきた湿原誓いパについて書く予定です。

 

 

<追記(6/4)> 

 

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