今年のポケモンの世界大会を視聴し、案の定ポケモンのモチベーションが上がってきたので、ぼんやりと構想を練っていたジガルデ入りの滅びパを形にしました。
はたして伝説ポケモンたちが暴れまわるGSルールで、滅びパは戦えるのか!?
結果
WCSレートで1600~1700をうろうろ。
勝率は5割くらい。
構築経緯
・滅びパなので、特性かげふみを持ち、「ほろびのうた」を覚えるメガゲンガー()を採用しました。
・今回採用したいジガルデの技は「サウザンウェーブ」で、当たった相手を場から逃がさない地面タイプの技。特性かげふみと違って、飛行タイプや特性ふゆうなど地面に接地していないポケモンには逃げられてしまうので注意がいります。メガゲンガーでの「ほろびのうた」展開をする際の補助になると考えました。
・メガゲンガーのかげふみでキャッチできないルナアーラ等のゴーストタイプをシバくために、イベルタルを採用し、特性ファントムガードを持つルナアーラをワンパンするためにアクZを持たせたアタッカー型を考えました。またボーマンダやガオガエンの特性いかくで攻撃力を削がれやすい環境なので、「あくのはどう」をメインウェポンとした特殊型にしました。イベルタルの採用に伴い、特性ダークオーラを弱体化させたくないので、ジガルデの特性はオーラブレイクではなく、スワームチェンジで採用することに。
・ガオガエンを採用しました。特性いかくと「ねこだまし」「とんぼがえり」での滅び展開での補助も優秀です。
・カプ・コケコ等の「ボルトチェンジ」での場から逃げる展開を防ぐために特性ひらいしんのトゲデマルを採用しました。ガオガエンと同様に「ねこだまし」と「とんぼがえり」を両立することができます。
・トゲデマルは出したくないけど、カプ・コケコの攻撃技を緩和したいときや、カプ・テテフのサイコフィールドによる「ねこだまし」を防がれる展開も望ましくないので、カプ・レヒレの採用を決めました。「いやしのはどう」「ひかりのかべ」等で頑張って盤面をコントロールします。ジガルデ@ミストシード+カプ・レヒレの並びのブラフにもなるかなあって考えています。
個別解説
〇ジガルデ50%フォルム
→ジガルデパーフェクトフォルム
特性:スワームチェンジ
持ち物:たべのこし
性格:しんちょう
努力値:H236 A4 B28 D220 S20
実数値:213ー121ー145ー×ー157ー118
→(残りHP+108)/321ー121ー145ー×ー157ー108
技:サウザンウェーブ/くろいきり/みがわり/まもる
H:パーフェクトフォルム時で16n+1(たべのこし回復効率最大)
A:端数
B:50%フォルム時で
いじっぱりメガレックウザ(A255)のA1↑「ガリョウテンセイ」確定耐え(178~211)
D:50%フォルム時で
ひかえめゼルネアス(C201)の「ムーンフォース」高乱数耐え(182~216)
ひかえめカプ・テテフ(C200)の「ムーンフォース」確定2発(138~164)
おくびょうカプ・コケコ(C147)のZ「マジカルシャイン」確定2発(168~200)
S:残り(カプ・レヒレとの同速を避けるため)
・ジガルデ枠。クレセリア並みの耐久力と相手を場にロックする「サウザンウェーブ」という技が、メガゲンガーの「ほろびのうた」とイベルタルの「バークアウト」と相性がいいのでは?というところから構築を組み始めました。ただし特性かげふみと同じようにゴーストタイプには逃げられてしまうので、注意が必要でした。
実はサウザンウェーブはゴーストタイプはキャッチできません...
— バイトぽけ (@baitopoke) August 29, 2019
ぼくは昨日初めて知りました... https://t.co/pyViE8TFJi
「バークアウト」を当てて火力を削いだルナアーラにさらに「サウザンウェーブ」も当てて置物にしたけど、普通に引かれて悲しくなりました。
・「くろいきり」は「ジオコントロール」を積んだゼルネアスや「つるぎのまい」を積んだメガレックウザに対して打つ技。自分自身のいかくを入れられたAを戻す目的でも使います。
・「みがわり」は何かと便利な技でした。相手からの変化技をかわしたり、自身を場に残してロックし続けたり、安全に「くろいきり」を使う際の盾としたり。なんかパーフェクトフォルム状態のジガルデなら、相手のイベルタルからの「イカサマ」で「みがわり」が割れないみたいです。
特性:ダークオーラ
持ち物:アクZ
性格:ダークオーラ
努力値:H28 B4 C188 D36 S252
実数値:205ー135ー116ー175ー123ー166
技:あくのはどう/バークアウト/おいかぜ/まもる
H:奇数
B:ようきメガレックウザ(A232)のいのちのたま「ガリョウテンセイ」高乱数1発耐え(175~208)
C:残り
D:ひかえめカプ・テテフ(C200)の「ムーンフォース」高乱数耐え(174~206)(「ムーンフォース」を耐えても追加効果のCダウンを引くと悲しい)
S:最速・・・ルナアーラやソルガレオの上を確実に取りたいので。
・メガゲンガーと合わせて、この調整にすると、H252ゲンシカイオーガ(H207D180)を「バークアウト」+Z「あくのはどう」+メガゲンガーの「ヘドロばくだん」で高乱数で倒せます。
・「おいかぜ」は相手の「おいかぜ」に合わせて打ちます。上からゲンシカイオーガが「しおふき」してくるだけで、しんどいので。メガボーマンダや化身トルネロスを見たら押しましょう。
・自分はルナアーラを見たらなにも考えずにアクZをぶっぱなします。引かれても後ろに通るし、「まもる」をされてもファントムガードを崩せるのでいいかなあって。ナモの実を持たれて、仕事をされるのが一番キツいかもしれません。カプ・コケコと同じPTに同居しているルナアーラはZ持ちではない(コケコがフェアリーZかデンキZ)と予想して「バークアウト」を打っていきます。
Z「あくのはどう」
→H4カプ・テテフ(H146D135)を確定1発(154~183)
→H252ルナアーラ(H244D127)を確定1発(330~390)(ファントムガード込み)
→H252ゲンシグラードン(H207D110)を中乱数1発(190~225)
→HD252ゲンシグラードン(H207D142)を確定2発(147~174)
→H252ゲンシカイオーガ(H207D180)を確定2発(117~138)
→H68D252メガボーマンダ(H179D142)を確定2発(147~174)
「あくのはどう」
→H252ゲンシグラードン(H207D110)を中乱数2発(96~114)
→HD252ゲンシグラードン(H207D142)を確定3発(75~88)
→H252ゲンシカイオーガ(H207D180)を低乱数3発(58~70)
「バークアウト」(ダブルダメ)
→H252ゲンシカオーガ(H207D180)にちょっとだけ入る(31~37)
〇ゲンガー→メガゲンガー
特性:のろわれボディ→かげふみ
持ち物:ゲンガナイト
性格:おくびょう
努力値:H108 C148 S252
実数値:149ー×ー80ー169ー95ー178
→149ー×ー100ー209ー135ー200
H:奇数
C:残り
D:おくびょうカプ・コケコのZ「10まんボルト」を高乱数耐え(127~150)(フィールド補正なし)
S:最速
・ゲンガー枠。最速なので相手のメガゲンガー、カプ・コケコと同速勝負ができます。火力は少し削っているので、なかなかゼルネアスを1撃でKOするのは難しいです。
・現在の性格はおくびょうですが、性格をひかえめにし準速にすることで、メガ進化前はイベルタル→ゲンガーと行動することでミミッキュやナモの実持ちルナアーラに対抗する案もありました(勝てるとは言っていない)。
「シャドーボール」
→H252ゲンシグラードン(H207D110)を確定3発(85~102)
→HD252ゲンシグラードン(H207D142)を高乱数3発(67~79)
「ヘドロばくだん」
→H4ゼルネアス(H202D118)を低乱数1発(182~216)
→H252ゲンシカイオーガ(H207D180)を低乱数3発(58~70)
特性:ミストメイカー
持ち物:イアのみ
性格:おだやか
努力値:H244 B188 D76
実数値:176ー72ー159ー115ー176ー105
技:しぜんのいかり/こごえるかぜ/いやしのはどう/ひかりのかべ
H:4の倍数(木の実回復効率最大、「いかりのまえば」or「しぜんのいかり」2回で木の実発動)
B:残り全部
ようきメガレックウザ(A232)の1↑「ガリョウテンセイ」確定耐え(148~175)
D:おくびょうゼルネアス(C183)の2↑「ムーンフォース」確定耐え(169~199)
・主に相手のPTにカプ・テテフやゲンシカイオーガが見えたら出していきます。「こごえるかぜ」や「ひかりのかべ」で盤面をコントロールしたり、「いやしのはどう」で味方の延命を図っていくのが役割です。
特性:いかく
持ち物:ウイのみ
性格:なまいき
努力値:H236 B36 D236
実数値:200ー135ー115ー×ー154ー58
H:4の倍数(木の実回復効率最大、「いかりのまえば」or「しぜんのいかり」2回で木の実発動)
B:残り
D:おくびょうゼルネアス(C183)の2↑「ムーンフォース」確定耐え(169~199)
・ガオガエン枠。滅び展開をするために「まもる」を仕込んである以外、あまり特筆することはありません。大体「ねこだまし」か「とんぼがえり」を押します。
特性:ひらいしん
持ち物:きあいのタスキ
性格:ようき
努力値:H4 A252 S252
実数値:141ー150ー83ー×ー93ー162
技:びりびりちくちく/とんぼがえり/ねこだまし/ニードルガード
・相手の手持ちにカプ・コケコやサンダーが見えたら選出を考えます。「ボルトチェンジ」で逃げるのを頑張って防ぎます。あとは「びりびりちくちく」で相手のゲンシカイオーガにとどめを刺したりします。
感想
・木の実持ちガオガエンを軸としたコントロール系のPTが多い環境なので、それに滅びパはかなり強く出られました。ただし、相手のガオガエンがZ型の場合は、メガゲンガーをワンパンされてしまうため、かなりの確率で滅び展開に持って行けませんでした。なんか2割弱のガオガエンはZ型らしいです^^;
・初手はゲンガー+イベルタルが多く、後発にガオガエン+なにかを置くことが多かったです。1ターン目から「ほろびのうた」を打つ展開もありますが、メガゲンガーとイベルタルで1匹持って行き、相手の残数を減らしたところで「ほろびのうた」を打つこともありました。
・相手にするガオガエンも「とんぼがえり」でかげふみや「サウザンウェーブ」から逃れることも多かったけど、火力のないガオガエンにはジガルデが強く出られるので、あまり気にならなかった印象です。
・ゲンシカイオーガ入り(特にオーガレック系統)やら「ほえる」や「ふきとばし」を隠し持っている構築には苦戦しました。ブログ記事にしたのは改善策を自分が思いつかなかったというのもあります。まだまだ改善の余地のある系統の構築だと思うので、よかったら開拓してみてください。
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