tofuさん主催のトリプルチーム大会に出場した際に使用したPTの紹介です。
以前より興味のあったファイヤーというポケモンを活用したくて組みました。
ORAS環境で同じ3鳥のサンダーが活躍する中、炎飛行というタイプの岩4倍の弱点を持つものの、地面無効かつ貴重なフェアリー耐性と炎耐性をあわせもつという点を生かす道はないかと考えました。
「ファイヤー」でいろいろ検索しているとき、アンニュイさんが書いたファイヤー入りのPTの記事を読んで、ファイヤーというポケモンを自分も雨と晴れの2天候スイッチで使いたいと思いました。自分の都合よい方の天候に上書きして相手を翻弄するってかっこよすぎません?
アンニュイさんのファイヤーの技構成は暴風、熱風、雨乞い、守るでしたが、自分は守るを羽休めに、熱風を大文字に変えて使用しました。地面の一貫性が切れて、なおかつ炎フェアリー耐性を兼ね備える優秀なタイプを生かした、いわゆる詰めのコマとしての活用を目指しました。
つまり、暴風、雨乞い、羽休めの技構成で多くのトリプルPTの主力であるニンフィア
やヒードランを受けきれるのではないか、さらにプレッシャーによるPP削りや、羽休めの高速回復で試行回数を稼ぎつつ暴風混乱を入れることができれば、こいつらに打ち勝てるのではないかと考えました。
ここでせっかく雨乞いを採用する以上、雨を生かせるメガ枠を使いたいなと考えました。候補にカメックス、ラグラージ、ライボルト、はてはクチート、サーナイト、メタグロスなどが上がると思います。自分はファイヤーのS90に注目し、S78族のメガカメックスと組み合わせることで、雨乞い→潮吹きの強力な全体攻撃のギミックができるのではないかと考えました。メガ枠決定。
また雨と晴れの2天候を利用するという方針から、ファイヤーより早く、雨下のルンパッパやキングドラに縛られないライコウに日本晴れを搭載することにしました(ただ日本晴れ→炎技の奇襲がしたかった)。対電気、特にサンダーや負けん気ボルトロスのことも考えてライコウの採用は正解だと思いました。
さらにファイヤーを使う以上、叩きパ耐性がヤバそうだということで、万能地面枠兼威嚇枠として霊獣ランドロスを採用、さらにドーブルへのごまかしも兼ねてラム持ちのトリックルームと凍える風両立クレセリア。
メガカメックスの潮吹きをできるだけ通したいと考えたので、トリパのごまかしも兼ねてモロバレルを投入しました。
こうして準伝説4体、メガポケモン1体、キノコ1本の超ハイスペックなPTが完成しました。
<キッ
ポケモン名 |
特性 |
技 |
持ち物 |
|||
ファイヤー |
プレッシャー |
暴風 |
大文字 |
雨乞い |
羽休め |
広角レンズ |
雨受け皿→メガランチャー |
潮吹き |
悪の波動 |
波動弾 |
守 |
カメックスナイト |
|
プレッシャー |
10万V |
バークアウト |
日本晴れ |
リフレクター |
食べ残し |
|
霊獣ランドロス |
威嚇 |
岩雪崩 |
蜻蛉返り |
叩き落とす |
突撃チョッキ |
|
浮遊 |
冷凍ビーム |
凍える風 |
ラムの実 |
|||
再生力 |
茸の胞子 |
怒りの粉 |
守 |
オボンの実 |
ファイヤー
臆病197(252)--111(4)-151(52)-106(4)-148(196) (個体値V×VUVV)
HB:陽気メガガルの捨て身耐え、意地霊獣ランドロスのダブルダメ岩雪崩耐え
C:晴れ下H252ギルガルドに対して大文字で確定1
S:準速95族抜き、最速81族抜き抜き
配分はアンニュイさんのブログの記事を参考にしました。
暴風の追加効果の混乱は体感かなり高い確率で引きます。なにより飛行技は端から端まで届くというのが強い。素暴風を打つこともあるので持ち物は広角レンズがベストだと思います。大文字は熱風のようにワイドガードに邪魔されない炎技として採用していました。
晴れゴリラパに対しては雨乞いでの切り返しを狙うのでSラインを意地ヒヒダルマ抜きに設定しました(ただしこの切り替えしの為にはヒヒダルマの対角に繰り出すことが必要)。
詰め性能はどのくらいかというと、火力アップアイテムのないサザンドラや、天候を晴れに書き換えた状態の水タイプなら、暴風と羽休めで余裕で打ち勝つことができます。
臆病CSぶっぱ 155-×-140-187-135-143
ふつうのCSメガカメックス。ファイヤーの雨乞い、ライコウのバークアウトや壁、ランドロスの威嚇、クレセリアのS操作、モロバレルの怒りの粉などで全力で補助しながら潮吹きの試行回数を稼ぐので、下手に耐久調整を施すより、火力にぶっぱの方が強いと感じました。
技はメインウエポンの潮吹きと対角まで届く波動技2種類、そして自身のHP管理やS操作、天候変化後の切り替えしを狙うという意図で守るを採用しています。
めちゃ強くて自分はトリプルのメガ枠としてはメガガルーラより使いやすいなと感じました。
臆病193-×-103-135-120-180
H:食べ残し回復での回復が最大になるように16n+1
S:化身ボルトロス抜き
B:残り全部、意地霊獣ランドロスのダブルダメ地震は乱数50%(陽気なら確定2発)
ファイヤーメガカメの並びでは、上からルンパやグドラなどのすいすいアタッカーに殴られるだけで壊滅しそうだと思ったので、そいつらにワンパンされないこいつに日本晴れを仕込みました。PTで重い負けん気ボルトロスやウォーグル、勝気ミロカロスへの打点も担います。
持ち物を光の粘土ではなく食べ残しにしたことで、場持ち性能が高まり第2の詰めのコマとして運用できました。
ライコウの日本晴れは雨パ、特に雨滅びパに強くなる点において、非常に有用だったと考えています。
霊獣ランドロス
意地185-209-114-×-100-125(非理想個体)
A:11n
B:A1UP意地珠キリキザンの不意打ち耐え
S:最速バンギラス抜き
電気無効の地面枠。耐性も威嚇も優秀ですが、このポケモンを見たら拘りスカーフ持ちも警戒しなければいけないのが強みの一つだと思います。岩雪崩は最強技()。トリックルーム下でも動きやすいかなと考えて拘りスカーフではなく、Sを落として耐久に回し突撃チョッキを持たせています。
努力値の配分はわりと適当。
穏やか223-×-148-123-166-106
H:16n-1
B:命の珠持ち意地キリキザンの叩き落とす耐え調整
C:H168霊獣ランドロスまで冷凍ビームで確定1
耐久調整はダブルの流用。ラムの実を持ってドーブルへの切り替えしを狙う。トリルを返したり、凍える風でS操作をするのが役割。冷凍ビームは相手の場に勝気負けん気がいるなど凍える風を打ちにくい時や、相手の岩技持ち(大体霊獣ランドロスやガブリアス)を迅速に処理したいときに使っていました。トリルこご風両立クレセリアは挑発を当てられてもS操作の役割ができるのは強みだと思います。
呑気219-×-121-105-115-31(最遅)
ダブルから連れてきたキノコ。メガガルーラがこいつに触る機会は少ないと考えて、ゴツゴツメットではなく自身の耐久力を上げるオボンの実を持たせました。念のためNNは「ゴツメきのこ」のまま。HBぶっぱではなく、少しDに寄せるとかなり使い心地が上がりました。
PTを回した感想
・トリプルたのすいいいいいいいいい!!!!!
・トリプルレート過疎すぎて草
・すべてのポケモンの単体性能が非常に高く、 わりとゴリ押しは効く。狙いだったファイヤーの苦手なポケモンを排除して、ファイヤーで詰める展開もできたのは収穫。
・ 相手のギミック等や範囲攻撃をまともに食らってしまうが、数値の高さで無理やり抑え込む感じ。ワイドガードや猫騙しが使える奴らがほしいと感じました。(猫騙しをカメックスに仕込む、ヒードランとかギルガルドとか鋼タイプのポケモン入れる)
・レートで回した感じだと凍える風クレセリアの展開が遅いという印象を持ちました。追い風を採用したり、もっと低速ポケモンを採用してトリックルーム軸に寄せた方がよいと感じました。
・単体で見るとかなり強力なポケモンたちで構成されているけど、上記に記したような改善点などもう少し練りこめる部分は多いと感じています。
大会いろいろ
・自分がファイヤー入りのPTでいろいろ試行錯誤している頃、フォローワーのローズマリーさんもフリーザー入りのPTでトリプルで戦っていました。そんな折に同じくフォローワーのでんりうさんからtofuさん主催のトリプルチーム戦のお誘いが来ました。
すきやバイト「ファイヤー使うわw」ローズマリーさん「フリーザー使うわw」
でんりうさん「じゃあサンダー使うわw」
こうして、チーム全員で3鳥のいずれかをPTに入れるチームThree Wingsが結成されました。
・大会を通しての個人成績は3勝1敗
・チームはなんとかCリーグ予選を通過するものの、決勝トナメ1回戦で敗退
役職 |
TN |
予選 |
決勝トナメ |
先鋒 |
でんりう |
1勝2敗 |
1敗 |
中堅 |
1勝2敗 |
1敗 |
|
大将 |
すきやバイト |
2勝1敗 |
1勝 |
結果的にではありますが、3鳥の中では一番ファイヤーが優秀 ということが証明されましたね(?)
・実は自分がライコウ、ローズマリーさんがスイクンを採用していたため、でんりうさんがエンテイを採用していれば3犬もコンプリートだった(気づいたのはKPをtofuさんに提出するとき)。
・大会の結果や経過、KPなど詳しい情報はこちら
・最後にこのトリプル大会を主催してくれたtofuさん、対戦相手のみなさん、そしてチームメイトのでんりうさんとローズマリーさんに感謝。