シンオウダービーとは7月22日9時~25日9時にかけて開かれたダブルバトルの公式インターネット大会のことです。
ルール
・第1~4世代までのポケモンのみ使用できる。
・ただし幻ポケモンや伝説ポケモン、そしてカイリュー・バンギラス・ヒードランは使用不可。
・持ち物メガストーンと心のしずくは禁止。
・過去作産使用OK。
・1日15戦まで可能。総試合数は45試合までできる。
・ただしその日に消化できなかった試合は翌日以降に持ち越し可能。
この大会で使いたいPTがいくつかあったので、2ROMで登録しそれぞれのROMで違うPTを回しました。
スタンパ
最終レート1730くらい(31勝14敗)
マニュ―ラ:陽気AS ラティオス:臆病CS
メタグロス:HABDSいろいろ調整
サンダー:図太いHBDSいろいろ調整
高種族値&スタンダードを意識して組みました。
マニュ―ラとラティオスでガンガン上から殴るのが強そうと思っていたので、この2匹を中心に、スペシャルレートの上位禁止ダブルで強かったポケモンをPTに入れてみることにしました。
:146-172-75-×-105-194[陽気H4AS252]@気合の襷
猫騙し はたき落とす 氷柱落とし 挑発
S125族からの先制「猫騙し」、微妙に高い特防実数値、メガストーン所持禁止による「はたき落とす」の高い一貫性でこの大会のトップメタ。説明不要だとは思いますが、超強かったです。「挑発」の技枠は「守る」「フェイント」「氷の礫」「けたぐり」「毒突き」などが候補に挙がると思います。
:156-×-100-182-130-178[臆病H4CS252]@命の珠
元環境トップ。なんか最近こいつばっかり使ってるなあ。おれたちの「流星群」は当たれば強かったです。「サイコショック」は突撃チョッキを持ったルンパッパを意識、「エナジーボール」はトリトドンやマリルリを意識しました。(草食腹太鼓マリルリとか闇だろ・・・)
:185-187-151-×-126-94[意地H236A116B4D124S28]@ラムの実
バレットパンチ 思念の頭突き 自己暗示 守
かなり耐久に厚くしたメタグロス。A実数値11n調整。命の珠持ちキングドラの「ハイドロポンプ」耐え調整。Sはミラー意識で28振りました。600族だし強いに決まっていると思っていましたが、耐久調整が生きた場面がほとんどなく、それどころか襷を削ったマニュ―ラを「バレットパンチ」で落とせない場面が散見したため、火力を削った調整は失敗でした。
ラムの実は適当に持たせました。「熱湯」による火傷や「吹雪」による凍結のリスクケア、ドーブルの「ダークホール」に強く出られるのはよかったかなと。
自己暗示の技枠はもともと「アイアンヘッド」だったのですが、大会前の調整を兼ねたフレ戦で一度も打つことがなかったので、相手の能力アップや味方のマリルリの「腹太鼓」によるAアップをコピーできたら面白いかなと思って入れました。実戦ではマリルリの「腹太鼓」をコピーしたのが2回(自分のマリルリと相手のマリルリが1回ずつ)、相手のピクシーの回避率アップをコピーしたのが1回でした。正直「冷凍パンチ」「雷パンチ」「岩雪崩」のどれかにしておけばもう少し勝率は上がっていた気はしています。
:197-×-132-145-121-126(性格図太い、カロス産のため非理想個体)
10万ボルト 熱風 追い風 吠える
B実数値11n調整。Hぶっぱ。陽気命の珠マニュ―ラの「氷柱落とし」耐え調整。臆病眼鏡ラティオスの「流星群」耐え調整。
めっちゃ固いサンダー。ここまでで相手のハッサムが死ぬほどつらいので「熱風」を覚えたサンダーを採用しています。マニュ―ラやラティオス、マリルリもいるし「めざめるパワー氷」はいらないかなと思います。自分はサンダーの「羽休め」という技を扱うのが下手というのと、「小さくなる」を絡めた害悪やトリックルームに対する対抗策がマニューラの「挑発」以外にもほしいと思ったので「吠える」を採用しました。
本当は特性静電気サンダー使ってみたかったのですが、厳選終わる気がしません・・・。せめて新作のサンムーンでも確実に使えるとわかっていれば厳選のモチベも上がるのですが・・・。
:166-178-100-×-100-147[意地H4AS252]@拘り鉢巻
普通のASウインディ。特性威嚇とフェアリー耐性と鋼耐性を盾に後出しすることもでき、鉢巻による瞬間火力によって相手を制圧することができます。鉢巻神速連打しているだけでマリルリに腹太鼓後の「アクアジェット」を打たせることなく葬ることができるのは偉い。
雨パ相手にも積極的に選出し、鉢巻「ワイルドボルト」で勝負を決めたり、鉢巻「神速」で他のポケモンで削った相手を掃除したり、鉢巻「フレアドライブ」で相手を強引に1匹持っていったりとめっちゃ強かったです。
:204-112-101-×-102-72[意地H228A252B4D12S12]
アクアジェット じゃれつく 腹太鼓 守
普通の太鼓マリルリ。こいつの対策が薄いと思ったPTにはマニュ―ラと一緒に選出して、「猫騙し」+「腹太鼓」を決め、A+6「アクアジェット」で相手を制圧していきました。
そうでなくても相手のドラゴンタイプを基点にして太鼓を叩いたり、オボンを盾に強引に相手を削って次のターン先制技で縛ったりとかなり仕事をしてくれました。
でも最終戦で「じゃれつく」を外して負けたのは許さねえからな。
腹太鼓自己暗示リレー雨トリパ
最終レート1670くらい;;(29勝16敗)(最高1762)
ニョロトノ:勇敢HAB調整 ルンパッパ:控えめCS
マニュ―ラ:陽気AS カビゴン:勇敢AB
自分の欲望(雨使いたい、太鼓暗示使ってみたい、メタグロス使いたい、カビゴンで腹太鼓をしたいなど)をありのままに詰め込んでみたら、こんな感じの何をしたいのか自分でもよくわからないPTになりました。
一時は1762(この時点では26勝8敗)と1800も圏内に見えていましたが、このPTを扱う自分の技量が足らなかったのと、覚えている技や努力値調整がちぐはぐだったのもあり、最終的には1700を下回るという結果になりました;;最後に連敗を重ねたのが痛かったです。
PTのギミックについて
基本選出:初手
+、裏に、、のうち2体
1ターン目:
・理想の動きとしてはこのターンにいい感じにルンパッパが脱出して、相手の先発からニョロトノかカビゴンのうち「腹太鼓」を積めそうな方を出していき、ヨノワールは「トリックルーム」を貼る。
2ターン目:ヨノワールは「自己暗示」、ニョロトノorカビゴンは「腹太鼓」を選択
・ヨノワールの素早さを味方のニョロトノとカビゴンより早く設定しているので、トリックルーム下で「腹太鼓」→「自己暗示」の動きが可能です。
・このターンにA+6のポケモンがこちらに2体爆誕します。
3ターン目~5ターン目:攻撃の上昇したポケモンたちで暴れます。
・仮にどちらかが落とされたとしても、落とされていないほうの能力アップを裏から出したメタグロスが自己暗示でコピーする展開が多かったです。
大体ここまでで相手を制圧しきることが多かったのですが、トリックルームが切れてしまったとしても、先制技持ちのヨノワールやメタグロスで十分縛っている状態が多く、また場が雨状態なら先に脱出したルンパッパが大抵のポケモンの上を取ることができます。
( だめだったところ)
・1ターン目にルンパッパが脱出せずに居座っていると、低火力2体が場に残ることになるのでとても邪魔だった。
・トゲキッスにヨノワールが怯まされて何もできずに試合終了したのが3試合ほど;;
・技と努力値配分がちぐはぐでとてもPT全体がとても動かしにくかった(詳細は後述)。
・1ターン目にルンパッパが脱出してニョロトノを繰り出していくと、トリックルームが切れる5ターン目にちょうど雨が上がるので、ルンパッパのすいすいが死に特性になっていたのはダメ。ルンパッパに手動雨乞いを仕込むのもありだったかもしれないです。
:196-126-109-×-120-67[勇敢H244A156B108]@オボンの実
滝登り 地震 腹太鼓 守
最遅個体。HP4n調整(体力満タン時に腹太鼓でオボン発動)。A+6状態のダブルダメ「地震」でH252メタグロス確定1発調整。残りはやや心もとない物理耐久を強化しました。
しかしH252メタグロス雨「滝登り」で余裕で確定1発、オボン持ったマリルリも確定2発圏内なので、この調整で正しいのかかなり疑問です。
そしてサブウェポンの「地震」は完全にミス。PT内に浮いているポケモンが風船を持ったメタグロスしかいないため、呼び水持ち(トリトドンやユレイドル)が相手にいて、こちらの隣に浮いていないポケモンがいないと完全に置物になってしまうのがダメでした。味方を巻き込みんで「地震」を打つ勇気がありませんでした・・・。「冷凍パンチ」か「瓦割り」にすべきだったと後悔。ちなみにA+6冷凍パンチでHB特化トリトドンが超高乱数2発圏内になります。
:156-81-90-156-120-122[控えめH4CS252]@脱出ボタン
「猫騙し」の補助担当。いざとなったら雨パとして戦えるかなと思って、適当にポケバンクにいた奴を放り込みました。技構成はテンプレのもの。脱出ボタンを絡めたギミックは相手依存になるので難しいと感じています・・・。
雨が降っていない状態のトリックルーム下でも動きやすいように、Sを削って耐久に回すべきだったように思います。雨下で130族抜きとなるようにSを調整し、残りの努力値を耐久と火力に振り分けるべきでしょう。
:152-157-162-×-156-68[意地H252A180B52D4S20]@ラムの実
影打ち 炎のパンチ 自己暗示 トリックルーム
第1の自己暗示要員。A+6状態の「影打ち」でH252メタグロス確定1発調整。Sを自分の最遅ニョロトノ+1調整(トリックルーム下でニョロトノの「腹太鼓」⇒ヨノワールの「自己暗示」ができるように)。残り耐久。メインウエポンの「影打ち」の採用や配分そのものは満足していますが、雨状態で威力が下がってしまう「炎のパンチ」よりも「岩雪崩」を採用したほうがよかったかもです。
ゴーストタイプのトリックルームを止めるのが難しいルールだっただけに、この大会では大活躍でした。場に出すだけで特性お見通しで相手2体の持ち物を知ることができ、ゲームプランが立てやすくなりました。
:185-205-150-×-113-90[意地H236A252D20]@風船
バレットパンチ 思念の頭突き 自己暗示 守
第2の自己暗示要員。このPTで使っていたメタグロス君が努力値も技構成もそのままに再登板。大体自己暗示リレーのアンカーになることが多かったです。自己暗示しなくても「思念の頭突き」で普通に殴りあって勝つからやっぱり600族すごいって感じ。
:146-172-75-×-105-194[陽気H4AS252]@気合の襷
猫騙し はたき落とす 氷の礫 自己暗示
第3の自己暗示要員。とりあえず入れておけ枠。「猫騙し」の補助とメインウエポンの「叩き落とす」が強すぎる。 主にトリックルームを貼る展開をしたくないときに選出していました。自己暗示は実戦では2回ほど使用しましたが、同じ人に2回あたったんですよね・・・。ツボツボ、ラッキー、ハピナス、ウインディ、ヤミラミ、メタグロスというPTを使っており要塞を作りあげるPTのようでしたが、A+6アップしたマニュ―ラとニョロトノがあっと言う間に制圧してくれました。
:237-178-116-×-130-31[勇敢H12A252B244]@イバンの実
恩返し 岩雪崩 腹太鼓 守
第2の腹太鼓要員。最遅個体。何も考えずにAとBにぶっぱ。ニョロトノを見て対抗策として選出されやすいユキノオー、キュウコン、特殊電気ポケモンを基点に腹太鼓を積もうかなと思って特性厚い脂肪カビゴンを採用しました。
実はイバンの実の発動条件(体力が4分の1になると発動して次のターン最初に動ける)をきちんと理解しておらず、他に持たせるアイテムを思いつかなかったためイバンの実を持たせたので、もっと良いHP調整を模索するべきでしょう。たぶんHP実数値が4nになればええんやろ?(適当)
またイバンの実を持たせるなら隠れ特性の「食いしん坊」でも面白かったかもしれません。腹太鼓でHPを半分に減らした直後に、イバンの実が発動して相手を攻撃することができます。
感想
この大会の対戦環境はなにかが突出してめちゃくちゃ強いということはなく(強いて言うなら雨パが頭一つ抜けてはいますが十分対策可能)、とても楽しい良ルールだと思います。
大会で使用したPTの他にもユキノオー入りトリパやキュウコン入りの晴れパ、ライコウを使ってみたかったのですが、1人2ROM分しか登録できないシステムだししょうがないですねw
メガ進化のいないダブルバトルは久しぶりでしたがとても楽しかったです!メガ枠はほぼ必ず選出しないと選出したポケモンたちの火力や耐久が微妙に足らないのですが、そういった縛りに左右されずにポケモンを選出できる楽しさがありました。できることならまたこういったルールのポケモンバトルをやってみたいですねw
とつらつら書いていたらイッシュファイナル大会の開催が決定!!!
詳細はまだ発表されていませんが、どうやら第1~5世代までのポケモンでのトリプルバトルのようで、自分はとても楽しみにしています!!!