令和のトリプルバトル。
こんにちは。バイトぽけです。
ところでみなさんは令和3年3月3日がなんの日か知っていますか?
そう!トリプルバトルの日ですね!
トリプルバトルとは第5世代と第6世代にのみ存在するルールで、場に自分のポケモンを3体、相手のポケモンを3体、合計6体並べて戦うルールです。シングルバトルやダブルバトルとは違った楽しみ方ができる非常に面白いルールでした。
今回は「診断トリプル」というトリプルバトルの大会が、トリプルバトルの日に合わせて開催されるとのことだったので、参加してきました。この大会では、診断メーカーを用いて指定されたポケモンのみで構築を組んで戦っていきます。
構築概要
自分が診断メーカーで引いたポケモンたちは以下の6匹でした。
→
パッっと見て、オーベムで「トリックルーム」を貼って、ドサイドンとジバコイルと一緒に暴れたら強そう?と感じました。
もちもの |
わざ |
とくせい |
||||
→ |
チルタリスナイト |
はねやすめ |
まもる |
ノーてんき→フェアリースキン |
||
こだわりメガネ |
ラスターカノン |
がんじょう |
||||
だっしゅつボタン |
いかく |
|||||
メンタルハーブ |
よこどり |
テレパシー |
||||
むしのていこう |
こごえるかぜ |
ふきとばし |
いかく |
|||
じしん |
ドリルライナー |
まもる |
ハードロック |
:ひかえめHS 182-×-110-105-125-127
:ひかえめHS 182-×-130-149-125-127
:れいせいHC 177-×-130-200-111-58(S個体値0)
:ようきHS 157-115-116-×-130-134
:のんきHB 182-×-139-145-131-40(S個体値0)
:おくびょうCS 145-59-83-132-102-123
:ゆうかんHAD 207-211-150-×-91-41(S個体値2)
基本パターン
○1ターン目
・の3匹を並べる。
○2ターン目
・が並んでいる盤面を作る。
・カポエラーでドサイドンの持ち物のじゃくてんほけんを発動させ、A2段階上昇したドサイドンの全体技で相手の頭数を減らしていく。
個別解説
〇オーベム
特性:テレパシー
持ち物:メンタルハーブ
性格:のんき
努力値:H252 B252 D4
実数値:182-×-139-145-131-40(S個体値0)
・S操作枠。
・特性テレパシーと「じゅうりょく」と「トリックルーム」と「よこどり」を両立できるスゴいポケモンらしい。ちなみにムシャーナは「よこどり」を覚えられない。「じしん」を使えるドサイドンと組み合わせれば、めちゃくちゃ強そう。どうして診断トリプルでオーベムとドサイドンを両方引いちゃったんだろう…?
・「ちょうはつ」で「トリックルーム」展開を妨害されたくなかったので、持ち物にはメンタルハーブを選択しました。予選で当たる相手に、「ちょうはつ」を覚えそうなポケモンが多く見えたためです。
特性:ハードロック
持ち物:じゃくてんほけん
性格:ゆうかん
努力値:H132 A252 D124
実数値:207-211-150-×-91-41(S個体値2)
技:じしん/いわなだれ/ドリルライナー/まもる
・自由枠。
・この構築のエース。味方のカポエラーの「バレットパンチ」、またはアメモースの「アクアジェット」で持ち物のじゃくてんほけんを起動して攻撃力を上げる動きが大事。
剣盾ダブルでは味方のポケモンのじゃくてんほけんを発動させる動きはメジャーですが、ORASトリプルの時代ではかなり珍しい動きだと思っています。
・オーベムと同じS種族値40族で、オーベムの「じゅうりょく」→ドサイドンの「じしん」の行動順を保障するため、オーベムのS個体値を0に、ドサイドンのS個体値を2に設定しました。
両方ともS個体値を0にして、オーベムのレベルを49、ドサイドンのレベルを50にすることも考えましたが、オーベムの耐久を十分確保したかったのと、予選で当たる相手のS種族値が40以下のポケモンが少ないことをフォロワーにアドバイスされ、両方ともレベル50で採用しました。
特性:いかく
持ち物:だっしゅつボタン
性格:ようき
努力値:H252 B4 S252
実数値:157-115-116-×-130-134
技:インファイト/バレットパンチ/ファストガード/ねこだまし
・予選の段階で同じ70族のルンパッパが2匹見えたため、Sラインを最速に設定しました。
・「バレットパンチ」は味方のドサイドンのじゃくてんほけん起動を想定していました。ゴーストタイプへの申し訳程度の打点にもなります。「しんくうは」「マッハパンチ」との選択です。
・「ファストガード」は予選で当たるメガジュペッタやヤミラミ、バルビートを目の前にしたときに打つことを想定していました。「ワイドガード」や「フェイント」との選択だと思います。
特性:がんじょう
持ち物:こだわりメガネ
性格:れいせい
努力値:H252 C252 D4
実数値:177-×-130-200-111-58(S個体値0)
技:10まんボルト/ボルトチェンジ/ラスターカノン/はかいこうせん
・鋼ポケモン枠。
・「ボルトチェンジ」でサイクルを回したり、「10まんボルト」や「ラスターカノン」で相手に負担を掛けたり。
・「はかいこうせん」の枠は「めざめるパワー草」等との選択だと思いますが、厳選が大変そうと感じたので…。6世代の孵化用メタモンは7世代と8世代にすべて送ってしましました…。
特性:ノーてんき→フェアリースキン
持ち物:チルタリスナイト
性格:ひかえめ
努力値:H252 C44 S212
実数値:182-×-110-105-125-127
→182-×-130-149-125-127
・メガ進化枠。
・オーベムで「トリックルーム」を貼れなかった場合、このポケモンの行動回数を稼いで相手を詰めるルートをとります。実際「ハイパーボイス」と「はねやすめ」を雑に繰り返すだけで強かったように思います。ただし「ハイパーボイス」の火力は過信できません。
・「はかいこうせん」は「ワイドガード」を警戒したときや、このポケモンの火力を舐めていそう!と感じたときに打つ技。予選でこれを打っていれば勝ちにグッと近づく場面がありましたが、残念ながらその時の自分は命中率にチキって打てませんでした…。あとは特性ぼうおんのマルマインを破壊するときに打ちました。
特性:いかく
持ち物:きあいのタスキ
性格:おくびょう
努力値:B4 C252 S252
実数値:145-59-83-132-102-123(A個体値2or3)
技:むしのていこう/こごえるかぜ/アクアジェット/ふきとばし
・いかく枠。貧弱そう(こなみ)。
・特性いかく、「むしのていこう」や「こごえるかぜ」によるデバフで相手を弱体化させるのが主な仕事。「むしのていこう」は予選ブロックで多かったルンパッパやルージュラに抜群を取れます(ダメージ量は少ない)。
・「アクアジェット」は味方のドサイドンのじゃくてんほけんを起動するための技。ドサイドンの被ダメージが最小のA個体値なので、厳選の甘えではないです。
・「ふきとばし」は「ほえる」や「ふういん」、特性かげふみに対抗するための技として入れました。
・相手からの「いわなだれ」を誘発しやすいのが悩ましいところ。追加効果のひるみが怖いです…。
対戦記録
○アインズさん戦
・パッと見て雨と晴れのハイブリッド天候パ?と思いました。だれかに「あまごい」を仕込んでそう。ただ考察段階でこちらのオーベムの「トリックルーム」を止める手段はなさそう?と感じていました。
・こちらの初手は基本のカポエラー、ジバコイル、オーベム。アインズさんの初手はヒードラン、ルンパッパ、ムーランド。特性の発動順やらでヒードラン(ふうせん持ち)>カポエラー>ムーランドのS順が判明。
ふしぎな初手だなあと思いながらカポでルンパに「ねこだまし」、ジバコイルはムーランドに「ボルトチェンジ」 、オーベムは「トリックルーム」を選択。
しかしジバコイルがムーランドより早く動いたことから、「ほえる」を選択したと判断し、オーベムのトリル展開は諦めてメガチルタリスで詰めていくルートを取ることを考えました。とりあえずアメモースを投げて盤面をかき乱しに行く。
・アインズさんの物理型ヒードランに翻弄されました。いかくを複数回入れたものの「アイアンヘッド」「いわなだれ」でこの試合だけで3回怯みを引く。
また数ターンたってオーベムでまたしも「トリックルーム」を貼るチャンスを作るも、今度はヒードランの「ほえる」でオーベムがまた退場させられてしまう…。「ほえる」持ちが2体いるのは聞いてないンゴねぇ…。
・結局トリル展開はできず、いかくを複数回入れたメガラグラージとヒードラン以外をメガチルタリスの「ハイパーボイス」で倒し、残った2体をドサイドンで詰めて勝ちました。
○リリネスクさん戦
・トリル貼れたらドサイドンで暴れられそう?ただしオーベムの「トリックルーム」を妨害できそうな手段が多く仕込んでありそうです。しかし見えていない相手の策をあれこれ考えてもしょうがない!と割り切り、初手は基本先発のオーベム+ジバコイル+カポエラーで出しました。
・リリネスクさんの初手はルージュラ、コバルオン、ボーマンダ。コバルオンが「ファストガード」を持っており、こちらのカポエラーの「ねこだまし」が防がれてしまうが、ルージュラの「ねこだまし」は通ってしまう。
・サマヨールが「トリックルーム」返しをしてくるタイミングでドサイドンの「じしん」とメガチルタリスの「はかいこうせん」で落とせそうな場面があったけど、チキって「ハイパーボイス」を選択してしまいました…。
・オーベムで「じゅうりょく」したら相手のグレイシアにタダ乗りされて「ふぶき」されました…。とほほ…。
・負けました。反省点の多い試合です。
○メガニドランさん戦
・草2匹でドサイドンの「じしん」の通りはよくないものの、やはりトリックルーム下でドサイドンとジバコイルで攻めたてるのがよさそうと考察段階で感じました。
・「いわなだれ」で3体怯み引いたけど、なんとか勝ち!!リーフィアの「でんこうせっか」が一発でも相手のケンタロスの急所に入っていたら危なかった…。
○おーたむさん戦
・パッと見てなにをしてくるのかよくわからないので、とりあえずトリックルーム下のドサイドンで攻める方針にしました。
・急所被弾4回、「いばる」自傷1回したので運負けを主張します!
・フォレトスが「ワイドガード」を覚えると勘違いしていたため、「よこどり」を打っている場面があります…。別の技を打っていたら勝敗が変わったかもしれません。
・「ファストガード」持ちのカポエラーをもっと大事にするべきだったかなあと悔やんでいます。
○おかぴさん戦
・レジギガスとゴチルゼルが目を引きますが、こちらの勝ち筋、つまりトリックルーム下のドサイドンとジバコイルの火力を押し付ける方針でいきます。
・初手はレジギガス、ジュペッタ、マルマイン。こちらはカポエラー、ジバコイル、オーベム。レジギガスはゴチルゼルに引きました。マルマインが「いばる」をジバコイルに打ち自傷してしまいますが、オーベムで「トリックルーム」を貼れました。
・マルマインに「いばる」をばら撒かれますが、自傷することは少なかったです。特性ぼうおんを失念していたため、メガチルタリスの「ハイパーボイス」で倒しそこないますが、次のターンに「はかいこうせん」で仕留めました。
・なんとか勝ちました。
○ワイルドさん戦
・考察段階でやはりドサイドンとジバコイルで攻め立てることを決めていました。
・こちらの初手はオーベム、ジバコイル、カポエラーの並び。対してワイルドさんはポリゴンZ、スカタンク、イワパレスの並び。
最初のターンにポリゴンZの「あくのはどう」がオーベムに、イワパレスの「はたきおとす」がジバコイルの急所に被弾するも、オーベムが「トリックルーム」を決めてくれたので、予定通りドサイドンを投げて攻めたてます。
・オーベムの「よこどり」+ドサイドンの「いわなだれ」+カポエラーのドサイドンへの「バレットパンチ」のコンボが決まって気持ちよくなりました。
・ヤミラミがメガ進化しながら「おにび」を打つも、カポエラーの「ファストガード」で防げました。これは知らない仕様だ…。
・トリックルームが切れるまでドサイドン仁王立ちで、最後はアメモースの「アクアジェット」で削れたポリゴンZを倒して勝ちました。
戦績はバドレックスブロックを4勝2敗でしたが、星が並んでいるおーたむさんとの直接対決に負けていたため、残念ながらブロック3位で予選落ちとなりました。く~~~。
感想
・「じゅうりょく」+「じしん」で相手を攻めるコンボを重力地震、またはグラエスと呼ぶらしいです。トリプルバトルでは使ったことのない部類の構築だったので、わくわくしながらポケモンたちを育成しました。
・フォロワーのおでんさんに第6世代で6Vメタモンをお借りして、孵化厳選をしました。おかげで想定より早く厳選が終わりました。本当にありがとうございました。
・最後になりましたが、主催のSiTTOさん、対戦してくれた方々に感謝申し上げます。