S8最終245位
こんにちは。バイトぽけです。
久しぶりにランクバトルに真面目に取り組んだので、頑張った証を残しておきます。
結果
ランクバトルシーズン8 最終245位(レート1887)
ランクバトルシーズン9 5勝1敗でマスターボール級到達
最終日前日にメンツ、技、持ち物、努力値配分、テラスタイプ、選出パターンを確定させてからは26勝15敗
構築概要
レンタルコード:5K08K1
(テツノツツミのミント使い忘れに気づいたので消しました)
レンタルコード:T5M5P8
◯コンセプト
・ハバタクカミの「トリックルーム」とテツノツツミの「こごえるかぜ」をS操作技の軸として、こちらが相手の上を取る盤面を作り続ける。
・初手でハバタクカミとブーストエナジーでSを上げるテツノツツミを並べて相手の「おいかぜ」を誘い、こちらのハバタクカミの「トリックルーム」を通す。
構築経緯
◯環境考察
・7月上旬は御三家統一、中旬になってからディンルーやガチグマトリルや寿司等の構築を使いましたが、いずれも勝率は安定しませんでした。とりあえず自分はS操作技や先制技に注目して、ランクバトルの環境に多い構築を3つのパターンに分類しました。
化身トルネロス等のおいかぜ軸
パオジアン+カイリュー等の先制技軸
もちろんこの3つに当てはまらない構築や、複数のパターンの要素を兼ね備えている構築もあります。ポケモン対戦は上から攻撃できる構築が勝ちやすいゲームなので、ひとまずおいかぜ軸にもトリックルーム軸にも強そうなスイッチトリル構築を使用することにしました。
スイッチトリル構築で挑戦したPJCS2023予選でこちらの障壁となっていたヘイラッシャやディンルーが、レギュレーションDになってから数を大きく減らしていた、という理由もあります。
以前の挑戦の記事↓
・スイッチトリル構築の立ち回りとして、おいかぜ軸にはトリックルームで対抗し、トリックルーム構築にはトリックルーム返しや「ねこだまし」や耐性や数値を活かしたサイクル戦を仕掛けて、有利な盤面を作っています。
・ランクバトルで当たった構築を振り返ってみると、特性いたずらごころの化身トルネロスの初手「おいかぜ」から試合を作っていく構築が一番多いと感じました。ポケモンHOMEによると化身トルネロスのランクバトルでの使用率は3位と高く、実際よく先発で投げられました。
初手化身トルネロスの初手「おいかぜ」に対するおいかぜミラー以外の対策はないものかと考えた結果、自分は初手でブーストエナジーでSを上げるテツノツツミを相手の化身トルネロスに合わせて「おいかぜ」を誘い、ハバタクカミの「トリックルーム」で盤面をひっくり返す立ち回りを思いつきました。
相手はおいかぜ状態で特性クォークチャージでSを上げた最速テツノツツミを抜くポケモンたち(S実数値155以上のハバタクカミや最速ウーラオスやパオジアン等)を選出している(はず)なので、1ターンでこちらが有利になります。
盤面にブーストエナジーでSを上げたテツノツツミがいれば、こちらがトリックルームを押すことはないだろう、という相手の先入観を利用しています。
(ランクバトルでよく見た光景)
①初手
こちら:ハバタクカミ+テツノツツミ(ブーストエナジーでS上昇)
②1ターン目
相手のウーラオス:すいりゅうれんだをハバタクカミ方向にorテツノツツミ方向にインファイト
相手のトルネロス:おいかぜ
自分のハバタクカミ:オボンのみを食べながら相手のウーラオスの攻撃を耐え、トリックルームを展開
相手の盤面にはAの下がったウーラオスとトルネロスとおいかぜが残り、トリックルーム状態でこちらが上を取った有利盤面の出来上がり。
◯採用経緯
・ハバタクカミとテツノツツミと霊獣ランドロスの採用は決まったので、取り巻きを決めていきます。最初期に使用していたのは以下の6体です。
:トリックルームでおいかぜ構築へのカウンターを狙う。
:ブーストエナジーを見せて、相手においかぜを誘う要員。相手の初手を見てから、こごえるかぜ連打に切り替えても強い。
:テツノツツミがいると、連撃の型だと水タイプが被るし、一撃の型にしておくか。相手のトリックルーム要員を粉砕するこだわりハチマキ型。トリックルーム展開でもこごえるかぜ展開でも戦えそう。
:トリックルーム展開でもこごえるかぜ展開でも戦えそうその2。格闘の一貫を切る。特性威嚇は偉い。
:トリックルーム中のアタッカー。性格れいせいでこだわりメガネ持ち。
:トリックルーム中のアタッカーその2。性格れいせいでいのちのたま持ち。
・とりあえず6体決めてランクバトルに潜ってみたところ、かなり感触が良く(16勝4敗)、順位が7000位から500位くらいになりました。ただ立ち回りが結構シビアだったり、相手にヒードランがいる際にサーフゴーとイーユイを出しづらいと感じました。
上位帯になるとますますヒードランの使用率が上がると予想したため、下2体をヒードランとゴリランダー変更しました。この2体もトリックルーム展開でもこごえるかぜ展開でも選出でき、さらに相手の攻撃をタイプ相性と数値で誤魔化す選択肢も生まれました。ランクバトルで当たった対戦相手の多くが使用していたのを見て、強そうに見えたのも採用理由の1つです。
・6体のメンツが決まったので、努力値配分や持ち物、テラスタイプや技を取っ替え引っ替えしながらランクバトルに潜っていました。
個別解説
ハバタクカミ→テツノツツミ→ウーラオス→ランドロス→ヒードラン→ゴリランダーの順です。
◯ハバタクカミ
テラスタイプ:フェアリー
特性:こだいかっせい
持ち物:オボンのみ
性格:ひかえめ
努力値:H236 B164 S108
実数値:160-54-96-170-155-169
技:マジカルシャイン/シャドーボール/トリックルーム/まもる
H:16n(グラスフィールドの回復効率最大)
「カタストロフィ」1回でオボンのみが発動する偶数
B:残り全部
いじっぱり一撃ウーラオスの「あんこくきょうだ」急所を確定耐え
ようき連撃ウーラオスのみずテラス「すいりゅうれんだ」をオボンのみ込みで確定耐え
威嚇込みでいじっぱりテツノカイナの「ヘビーボンバー」確定耐え
いじっぱりパオジアンのいのちのたま「ふいうち」を高乱数耐え(わざわいのつるぎ込み)
D:こだわりメガネ持ちおくびょうハバタクカミのフェアリーテラス「ムーンフォース」確定耐え
こだわりメガネ持ちおくびょうハバタクカミのフェアリーテラス「マジカルシャイン」ダブルダメをオボンのみ込みで2回耐え
S:最速101族+1
・相手の先発に化身トルネロスがいたら、横にブーストエナジーでSを上げた味方のテツノツツミがいても「トリックルーム」を押していました。
・最終日前日までのテラスタイプは耐性を意識したみずタイプでしたが、相手のパオジアンの「ふいうち」の被ダメージを抑えたり、「マジカルシャイン」の威力を上げられるフェアリータイプに変更しました。
フェアリータイプにテラスタルしたら、ようきパオジアンの「ふいうち」が47〜56くらいのダメージに抑えられるので、オボンのみが発動していたらいい感じに「ふいうち」圏外になることが多かったです。
・H実数値は定数ダメージが最大となる調整ですが、すなあらしの天候ダメージや状態異常のダメージを受ける場面よりも、味方のゴリランダーが展開するグラスフィールドの回復の恩恵を受ける場面の方が多かったので、16の倍数としています。
オボンのみで40回復するので、
実質の実数値:200-54-98-170-155-169
と考えたら、結構数値高いです。
・相手のコータスの特性ひでりや「にほんばれ」にタダ乗りした時は、特性こだいかっせいでCが上がるようにしました。Sが上がったときは「トリックルーム」を使用しにくくなってしまいます。
・Sラインは最速霊獣ボルトロスや最速イーユイを意識しています。最速ガブリアスと同速ですが、ガブリアスは見かけないし、テツノツツミもいるしなんとかなるかなあって。
・自己産色違いA0個体。以前の記事で使用していたハバタクカミの努力値配分を変えました。
◯テツノツツミ
テラスタイプ:じめん
特性:クォークチャージ
持ち物:ブーストエナジー
性格:おくびょう
努力値:H236 B12 C4 D4 S252
実数値:161-×-136-145-81-206
技:フリーズドライ/こごえるかぜ/アンコール/まもる
H:16n+1
奇数かつグラスフィールドの回復効率最大
B:こだわりハチマキ持ちいじっぱりカイリューのノーマルテラス「しんそく」確定耐え(わざわいのつるぎ込み)
いじっぱりテツノカイナの「ドレインパンチ」確定耐え
C:残り
D:ひかえめイーユイの「ねっぷう」ダブルダメ確定耐え(わざわいのたま込み)
S:最速
・最初期は「フリーズドライ」で相手の連撃ウーラオスや化身トルネロスを倒す確率が上がるCSぶっぱでしたが、耐久を上げて盤面に長く居座れるようにして「こごえるかぜ」や「アンコール」で嫌がらせをする方が強いと感じました。
・テツノツツミとゴリランダーを同時に選出する機会があったし、相手もゴリランダーを選出することがまあまああったので、HP実数値をグラスフィールドの恩恵が大きい16n+1。
・テラスタイプは迷走しましたが、レジエレキやボルトロス、サンダー等を意識してじめんテラスタルを選択しました。特に化身ボルトロスの前で悪ウーラオスとじめんテラスしたテツノツツミを並べると、相手の思考時間が長くなるのがわかります。
・連撃ウーラオスの「すいりゅうれんだ」意識のみずテラスタルやくさテラスタルが環境に多いことから、「ハイドロポンプ」を切っています。代わりに入れた「まもる」はあまり読まれることがなかったように思います。相手の集中攻撃を防いだりできます。
・「アンコール」は「たてこもる」持ちヒスイヌメルゴン等を意識しています。「たてこもる」や「てっぺき」を「アンコール」した際は試合中の技使用回数を必ず数えましょう。「ボディプレス」で縛ってハバタクカミやゴーストテラスタルさせた味方の悪ウーラオスで透かしたり、「ヘビーボンバー」をヒードランで受ける等の立ち回りができます。
最近はこの技の使用率が落ちていることもあり、「ねこだまし」を選択した相手のゴリランダーやテツノカイナがそのまま居座ってくれていることも多いです。
・ブーストエナジーでSを上げた際、「テツノツツミを交代させたくないなあ、せっかくSを上げたのに引っ込めるの勿体ないなあ」って気持ちになりますが、その必要性があればしっかりと下げましょう。意外となんとかなります。
◯ウーラオス(いちげきのかた)
テラスタイプ:ゴースト
特性:ふかしのこぶし
持ち物:こだわりハチマキ
性格:いじっぱり
努力値:H76 A252 B4 D12 S164
実数値:185-200-121-×-82-138
H:6n-1(ゴツゴツメットの被ダメージ最小)
A:ぶっぱ
B:端数
ゴーストテラス時にようきパオジアンの「ふいうち」確定耐え(わざわいのつるぎ込み)
D:余り
ゴーストテラス時にこだわりメガネ持ちおくびょうハバタクカミのフェアリーテラス「マジカルシャイン」ダブルダメ確定耐え
S:S-1最速136族抜き
・特性ふかしのこぶしで「まもる」を貫通できるインチキポケモン。このポケモンを使う側に回れてよかったです。
・まず火力に努力値を振り切り、テツノツツミのこごえるかぜ軸でもハバタクカミのトリックルーム下でも動きやすそうなSラインを決めてから、残り耐久という努力値振りです。トリックルーム中においかぜ状態のS個体値31のテツノカイナ(S実数値70)より速く動く盤面も想定しています。
・相手の「ねこだまし」+「トリックルーム」を許さないために、ゴーストテラスタルを選択しました。相手のあくタイプの技が通ってしまいますが、かくとう技も透かせるのは強みの一つです。主に対テツノカイナ戦や対ガチグマ戦で役に立ちました。「ねこだまし」無効のこだわりハチマキ持ちは強い。
・こだわりハチマキ込みの「あんこくきょうだ」の火力が強すぎます。等倍ならH4カイリューより柔らかいポケモンを確定で、弱点をつくならHB特化クレセリア、半減なら無振りハバタクカミをいい乱数で倒せます。特性シェルアーマーのヒスイヌメルゴン相手でも、この技で殴ってみると結構削れて楽しいです。威力が剣盾の頃と同じ80だったら、もっとヤバかったかも。相手のポケモンを倒した回数が一番多かった撃墜王です。
・削れた相手を先制技の「ふいうち」で掃討できるのも強いです。
・シーズン終盤になってくるとオーロンゲ入り壁構築にあたることが多くなってきたので、「インファイト」を「かわらわり」に変更しました。実際インファイトの耐久ダウンのデメリットは結構大きく、一度使用すると場に居座りにくくなってしまうこともあり、この変更は正解だったと思っています。
・サブウェポンにフェアリータイプへの打点となる「アイアンヘッド」と「どくづき」のどちらを採用すべきか、かなり迷いました。最終的に無効タイプがなく、またS操作技で上を取った時のひるみの追加効果がより強そうだと考えたため、「アイアンヘッド」を選択しました。実戦では相手のニンフィアをこの技で倒したり、ハバタクカミとパオジアンに一貫する技として使うことが多かったです。
◯霊獣ランドロス
テラスタイプ:ひこう
特性:いかく
持ち物:とつげきチョッキ
性格:いじっぱり
努力値:H84 A204 S220
実数値:175-210-110-112-100-139
技:じだんだ/テラバースト/いわなだれ/とんぼがえり
H:16n-1(定数ダメージ最小)
A:ひこう「テラバースト」で固めのゴリランダー確定1発
S:味方の悪ウーラオス+1
・ひこうタイプのおかげでグラスフィールドの恩恵を受けないため、HPを定数ダメージが小さい奇数に調整しました。
・過去作でもそうだったように、特性いかくや「とんぼがえり」によるサイクル性能は健在です。選出するときは相手のガチグマやテツノカイナの火力を削いだり、相手のゴリランダーをひこうタイプの「テラバースト」で仕留める盤面を想定しています。テツノツツミ、ウーラオス、ヒードランに一貫している格闘技を受けるのも大事な仕事です。
・「いわなだれ」の怯み効果にもかなり助けられました。
・味方に浮いているポケモンがおらず、また味方のゴリランダーのグラスフィールドで威力を抑えられるので、「じしん」を採用しませんでした。ヒードランやイーユイを仕留めるくらいなら「じだんだ」で十分な火力が出ます。
・テラスタルの回数は少ないものの、ひこうタイプの「テラバースト」もかなりの火力なので使いやすかったです。
・特性いかくと持ち物のとつげきチョッキのおかげで繰り出し性能はかなり高いです。こだわりメガネ持ちおくびょうハバタクカミの「マジカルシャイン」なら2回耐えられます。
テラスタイプ:くさ
特性:もらいび
持ち物:たべのこし
性格:ひかえめ
努力値:H212 B44 C252
実数値:193-×-132-200-126-97
技:ねっぷう/ラスターカノン/だいちのちから/まもる
H:16n+1
奇数かつたべのこしとグラスフィールドの回復効率最大
B:残り
C:ぶっぱ
・トリックルーム展開しているときの範囲アタッカーだったり、優秀な耐性と回復量を活かした削り要員として選出したり。相手のカイリューからの「しんそく」を受け止めるのも大事な仕事なので、持ち物はたべのこしを選択しました。味方のゴリランダーがグラスフィールドを展開していたら、回復量は毎ターンHPの1/8となるため、なかなかバカにできないです。
・トリックルーム中に相手のヒードランより早く動いて「だいちのちから」を打ち込んでほしい場面があるので、Sに努力値を振っていません。ただS無振りヒードランにまあまあ遭遇したため、個体値を少し下げたり、性格を冷静にする工夫もありかもしれません。
・「ねっぷう」は相手をガンガン削れる高火力範囲技として、「だいちのちから」はヒードランの決定打として採用しました。
「ラスターカノン」の枠に「テラバースト」を採用してみずタイプへの打点にしていた時期もありましたが、お互いくさタイプにテラスタルしたヒードランが盤面にいるときに打点不足になってしまったり、こちらの「ねっぷう」読みで投げられる相手のヒードランの特性もらいびを発動させることなく隣を攻撃できるので重宝していました。また味方の悪ウーラオスが相手のフェアリーテラスを誘うこともあるので、「ラスターカノン」で打点を確保していました。
◯ ゴリランダー
テラスタイプ:いわ
特性:グラスメイカー
持ち物:いかさまダイス
性格:いじっぱり
努力値:207-180-124-×-90-104
実数値:H252 A148 B108
技:タネマシンガン/テラバースト/ねこだまし/まもる
H:ぶっぱ
A:タネマシンガン4.5発(4発+うち1発を急所に当てる)で無振りパオジアンを倒せる
いわ「テラバースト」でH252イーユイを確定1発
B:ようきパオジアンの「つららおとし」を87.5%耐え(わざわいのつるぎ込み)
D:ひかえめヒードランのダブルダメ「ねっぷう」を93.7%耐え
S:S個体値29
・1回行動でタスキ持ちパオジアンを倒せる(かもしれない)ゴリラ。グラスフィールドの補正込み「タネマシンガン」5発なら確実にパオジアンを倒せるし、4発でもうち1発でも急所に当てれば倒すことができます。耐え調整ラインに若干不安を感じていますが、試合結果に響くことはなかった…はずです。
・カイリューの「しんそく」やひこうタイプの技、イーユイやヒードランからの「ねっぷう」を耐えるためのいわテラスタル。いわタイプの「テラバースト」は結構使う場面多く、相手の化身トルネロスやカイリューに予想外のダメージを与えることができます。
・これだけBに厚く努力値を割くと、いじっぱりイダイトウの威力150までのいのちのたま「おはかまいり」を余裕を持って耐えたりします。
・トリックルーム中に相手のゴリランダーやクレセリア等のS種族値85族より速く動くため、S個体値を少し落としています。副産物としてイエッサンと対面したときにフィールドを取れる可能性があります。
もう少しSに努力値を振れたらS-1最速ウーラオス抜きもできるけど、数値が足りない…。グラスフィールドの倍率戻らないかなあ。
選出・立ち回り
◯対化身トルネロス
・初手ハバタクカミ+テツノツツミを選出します。裏はお好みで大丈夫です。相手の先発に化身トルネロスが来たら、ハバタクカミは「トリックルーム」を押します。化身トルネロスがいなかったら、テツノツツミの「こごえるかぜ」でゲームを作っていきます。
・HOMEによると化身トルネロスの使用率は高く、実際3桁〜4桁順位ではこの動きはほぼ確実に通用していました。しかし2桁順位帯ではそもそも化身トルネロスを採用した相手が少なく、この選出はだんだんしなくなりました。
先発テツノツツミ+ウーラオス、後発はご自由に。悪ウーラオスをゴーストテラスさせパオジアンの「せいなるつるぎ」やカイリューの「しんそく」を透かす動きが強いです。ようきパオジアンの「ふいうち」をゴーストテラスしたウーラオスは耐えられるので、なんとかなります。パオジアンが火力アップアイテム持っていたら無理なので、素直に諦めましょう。
先発にハバタクカミとテツノツツミ、後発ヒードラン+自由枠。相手の先発を見てから動かし方を決めます。
◯対トリックルーム
・初手に悪ウーラオスを置くことが多く、あとは自由です。
・相手の初手がテツノカイナ+リキキリンやクレセリアとかなら、悪ウーラオスをゴーストテラスさせて「ねこだまし」を透かしながらトリックルーム要員を「あんこくきょうだ」でワンパンします。
◯おいかぜ要員がサンダーやアーマーガア等の遅めのポケモン、または化身ボルトロスやオーロンゲで「でんじは」を撒いてきそう
初手テツノツツミ+ウーラオス、後発ランドロス+ヒードランのパターンが最多でした。ウーラオスかテツノツツミのどちらかをテラスタルさせていました。耐久テツノツツミを頑張って生存させて、「こごえるかぜ」や「アンコール」で相手を翻弄していきます。
苦手な相手
◯化身トルネロスの「こわいかお」
相手のトルネロスが「おいかぜ」を選択してこちらのハバタクカミが「トリックルーム」を展開できても、トルネロスが「こわいかお」を隣のポケモンに使われるとS関係が逆転してかなり困ったことになります。HOMEによるとシーズン8の化身トルネロスの「こわいかお」の採用率は3.9%です。これを無視するべきか、それとも考慮して立ち回るかは悩ましいです。
◯ハバタクカミの「ふういん」
このタイプのハバタクカミの技構成は、シャドーボール/マジカルシャイン/トリックルーム/ふういん、がメジャーでしょうか。
初手で出されて相手の「ふういん」が決まってしまうと、こちらのハバタクカミが全く動けなくなってしまいます。ランクバトルで当たらなかったのは幸運でした。
◯2連続「まもる」成功
トリックルーム展開しても2連「まもる」でこちらの攻撃を凌がれてしまうと、途端に困ってしまいます。ただこちらがウーラオスを選出していれば、特性ふかしのこぶしである程度は対策できます。
◯イーユイの「バークアウト」
シーズン途中まで「ねっぷう」読みでヒードランを後投げしていましたが、読まれて「バークアウト」を打たれるようになりました。火力も結構あるのに、こちらのCを下げられるのキツすぎ。シーズン最終日は悪ウーラオスを裏に控えさせるようにしていました。
◯不利な盤面や見せ合い画面で回線が急にエラーを起こす方
ランクバトルで何回かそういう方と遭遇しました。体感では3回に1回くらい無効試合になって、レートも順位も変動がなかったのを覚えています。TNをこの記事では書きませんが、とても悲しい気持ちになるのでやめてほしいです。
データ
最終的な構築の形が決まってからのデータです。
◯選出率
ハバタクカミは化身トルネロス入りには積極的に出していました。最終日は化身トルネロスにあたった回数が少なかったため、この選出率となっています。
◯テラスタル回数
ウーラオス 17
ハバタクカミ 6
ヒードラン 6
ランドロス 3
テツノツツミ 2
ゴリランダー 0
とりあえずメモにあったものだけ数え上げました。最適なテラスタルができたとは限らないし、テラスタルなしで戦った試合もあるし、そもそもメモを忘れている試合もあるとは思います。
悪ウーラオスをゴーストテラスタルさせて耐性を変えて、こだわりハチマキの火力を押し付ける回数を稼いでいた気がします。
ゴリランダーはテラスタルさせなかったけど、1試合だけテラスタルしていたら結果が変わったかもしれない負け試合がありました。
感想
・ここまで読んでいただきありがとうございました。短めの構築記事にするつもりでしたが、書きたいこと書いていたら長くなってしまいました。
・このルールに俄然やる気が出るようになったのは、世界大会のルールがレギュレーションDと発表されてからです。世界大会準拠のルールで大会直前期にこの成績を出せたことは、自分の中ではそこそこ満足しています。自分のプレイングの弱さで負けた試合が結構あるので、強い人が使ったらもっといい戦績になる気はします。
・当たり前ですが、机上で作った構築も実際に回してみないと改善点が見えてきません。試行錯誤するのも楽しかったです。
・ランクバトル最終日夜は24時〜5時までぐっすりでした。眠気を感じていたら頭の回転落ちるし仕方ないね。
・相手にこちらのハバタクカミの「トリックルーム」が見えていない前提で立ち回る構築なので、いわゆるオープンシートやBO3ルールでも通用するかはわかりません。またこちらの立ち回りや中身を知っている相手に通じるかはわかりません。
再戦と思われる相手から、初手の化身トルネロスが「エアスラッシュ」をこちらのハバタクカミに打って怯ませられて負けたので、上位帯やランクバトル最終日で使える構築ではないのかもしれません。
(追記:8/10)
・テツノツツミにおくびょうミントを使用していなかったため、レンタルコードを新しくしました。なんか変だなあ、って対戦中に思ったときに確かめるべきでした…。
※サムネ用画像